写真日和

私が撮ってきた写真を載せるブログです。

【FUJIPET35】【フィルム写真】谷根千付近

1957年(昭和32年)に、富士フィルムが自社のフィルムを広めるため、フィルムカメラ初心者向けの作った、ブローニーフィルム(120mmフィルム)使用の簡易フィルムカメラであるFUJIPETの135mmフィルム版として、1959年(昭和34年)に発売されたカメラがFUJIPET35で撮った谷根千付近の光景です

【FUJIPET35】【フィルム写真】谷根千付近

谷根千付近

谷根千の説明を書きます。
この名称は谷中・根津・千駄木の頭文字をつなげたもので、文京区から台東区一帯の谷中・根津・千駄木周辺地区を指す総称です。
この地域は、戦災をあまり受けず、また大規模開発を免れたため、一昔前の街並みが残ったという所で、そのため、今も、昔の東京の下町情緒が残された地域となっています。

谷根千というと、1984年10月15日に森まゆみ山崎範子仰木ひろみ(森の実妹)、つるみよしこが相関した地域雑誌「谷根千」(正式な名称は「地域雑誌 谷中・根津・千駄木」です)も有名です。
同地域を中心に主に売られていた地域雑誌で、内容は谷中・根津・千駄木の歴史や文化などの話題や生活の直接の情報を掲載したものでした(個人的な話になりますが、私は谷根千に来ると、この雑誌を購入していました)。
それは、地域おこし、地域を新しい価値観で見直すことを提唱するものになっており、その雑誌の志は、その後に全国に現れた地域雑誌のお手本となりました。
「94号」(2009年8月20日刊行)を持って最終を迎えましたが、ライターの永江朗は、メジャーな流通で販売されていなかったのに「知名度が高いのは、内容のおもしろさと志の高さによる」と評価しました。
この雑誌によって、谷中・根津・千駄木が観光スポットとなり、下町散歩ブームのきっかけを作ったとも言われています。

今回の写真は、FUJIPET35で撮った谷根千付近の光景の写真を載せます。
使用フィルムは富士フイルムのSUPER PREMIUM400です。
撮影日は2013年2019年3月頃です。

 

FUJIPET35で撮った谷根千付近の光景

【FUJIPET35】【フィルム写真】谷根千付近
【FUJIPET35】【フィルム写真】谷根千付近
【FUJIPET35】【フィルム写真】谷根千付近
【FUJIPET35】【フィルム写真】谷根千付近
【FUJIPET35】【フィルム写真】谷根千付近
【FUJIPET35】【フィルム写真】谷根千付近
【FUJIPET35】【フィルム写真】谷根千付近
【FUJIPET35】【フィルム写真】谷根千付近
【FUJIPET35】【フィルム写真】谷根千付近

FUJIPET35

1957年(昭和32年)に、富士フィルムが自社のフィルムを広めるため、フィルムカメラ初心者向けの作った、ブローニーフィルム(120mmフィルム)使用の簡易フィルムカメラであるFUJIPETの135mmフィルム版として、1959年(昭和34年)に発売されたカメラがFUJIPET 35です。

電池がいらない完全な機械式フルマニュアルカメラです。FUJIPETがシャッタースピードが1/50秒とバルブのみ、絞りが解放がF11、F16、F22だったのに対し、FUJIPET 35はシャッタースピードがバルブ、25、50、100、200となり、絞りも解放がF3.5、最少絞りがF22となりました。レンズもF11の単玉から、3群3枚構成のフジナー45mmF3.5となり、写りが向上しました。そのためFUJIPET 35は、富士フィルムが自社のフィルムを広めるため、フィルムカメラ初心者向けの作ったとは言っても、FUJIPETより、本格的なカメラとなっています。

さてこのFUJIPET 35ですが、使い方にかなり癖があります。その説明を書きます。

フィルムを入れる時は最初にカメラボディの底面にあるフィルム感度インジケーターをまわして「OPEN」に合わせます。

FUJIPET35

フィルム感度インジケーターの横にあるツメを引き、裏ブタを開けます。

FUJIPET35

フィルム巻き戻しノブ(「REWIND」の表示のノブ)を上に引き上げて、フィルム室にパトローネをセット、スプールの切り込みにフィルムの先端を差し込み、ギアのツメにパーフォレーションがしっかりと噛み合っているかを確認して裏ブタを閉めて、数回空撮りして、フィルムカウンターを1にします。

FUJIPET35
FUJIPET35
FUJIPET35
FUJIPET35

レンズ下にあるレバーで絞りを決めます。

FUJIPET35

その後にレンズ先端にあるピント合わせのリング、シャッタースピード合わせのリングを回して適正露出にします。

FUJIPET35

それで撮影が出来るわけですが、シャッターを切る方が癖があります。

最初に右側の右側の三角レバーでシャッターセットします。

FUJIPET35

左側のレバーを下側に押すことでシャッターが切れます。

FUJIPET35

その後、巻き上げ解除ボタンを右方向へ動かし巻き上げ解除にして、右側の巻き上げノブ(「WIND」の表示のノブ)を矢印の方向に回します。

FUJIPET35
FUJIPET35

これを繰り返していきます。この手順をしっかり守ります。このカメラですが多重露光防止機能がないため、それを守らないと多重露光してしまうからです。

撮り終えたら、巻き上げ解除ボタンを右に押したままで、フィルム巻き戻しノブ(「REWIND」の表示のノブ)を矢印の方向に巻きます。

FUJIPET35
FUJIPET35