写真日和

私が撮ってきた写真を載せるブログです。

【FUJIPET35】【フィルム写真】谷中ぎんざ

1957年(昭和32年)に、富士フィルムが自社のフィルムを広めるため、フィルムカメラ初心者向けの作った、ブローニーフィルム(120mmフィルム)使用の簡易フィルムカメラであるFUJIPETの135mmフィルム版として、1959年(昭和34年)に発売されたカメラがFUJIPET35で撮った谷中ぎんざの光景です

【FUJIPET35】【フィルム写真】谷中ぎんざ

谷中ぎんざ

谷中ぎんざの説明を書きます。
正式名称は谷中銀座商店街振興組合です。
JR日暮里駅西口・地下鉄千代田線千駄木駅道灌山ロ)から歩いていき、夕焼けだんだんを降りるとある商店街です。
大体徒歩3分で着きます。
場所的には、台東区の西北端に位置し、台東区谷中3丁目と荒川区西日暮里3丁目にまたがる近隣型商店街です。

谷中ぎんざに向かう途中にある夕焼けだんだんについて少し書きます。
夕焼けだんだんとは、東京都荒川区西日暮里三丁目10番・13番と14番の間にある、日暮里駅方面から谷中銀座に下る階段(坂)です。
幅は4.4メートル、長さは15メートルの階段で、傾斜は15度で緩やかで、高低差は4メートル、段数は36段あります。この階段に夕方座って、谷中銀座方向を見ると、綺麗な夕焼けを見ることが出来ます。
そのことから、この階段は一般応募で夕焼けだんだんという名称になりました。
なおここにはたくさんの猫がいることから、夕焼けにゃんにゃんなんて呼ばれていたことがあります。

さて谷中ぎんざですが、規模は小さく、基本的には谷中に住む人が買い物に来る商店街です。
ただ最近では東京の下町散歩が出来ることから観光スポットとなった谷根千谷中・根津・千駄木の総称)の名物として、多くの観光客が来る商店街でもあります。
なおこの谷根千が観光スポット化した理由は、1984年10月15日から2009年8月20日まで観光された地域雑誌の「谷根千」(正式名称は「地域雑誌 谷中・根津・千駄木」で、その後全国各地で誕生した同種の雑誌の見本となりました)が、谷中・根津・千駄木について書き続けたことにより、多くの人の注目を集めさせることになったことが大きいと言われています。

ここの楽しみは、お肉屋さんなどで売られている谷中メンチなどに代表されるお惣菜の食べ歩きです。
谷中ぎんざには酒屋さんがあり、ここでアルコールを買って、飲みながら食べるのが非常に楽しかったりします。
酒屋さんには椅子が準備されている所もあり、一種の飲み屋さんみたいになっています。

また谷中は元々猫がたくさんいることから、谷中ぎんざには猫のグッズなどがたくさん販売されています。
これを見て買っていくのも楽しみの1つになっています。
普通の商店街なんですが、観光スポットとして東京の下町ムードを楽しめ、食べ歩きが出来て、猫のグッズも買うことが出来る、そんな商店街が谷中ぎんざです。

今回の写真は、FUJIPET35で撮った谷中ぎんざの光景の写真を載せます。
使用フィルムは富士フイルムのSUPER PREMIUM400です。
撮影日は2013年2019年3月頃です。

 

FUJIPET35で撮った谷中ぎんざの光景

【FUJIPET35】【フィルム写真】谷中ぎんざ
【FUJIPET35】【フィルム写真】谷中ぎんざ
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【FUJIPET35】【フィルム写真】谷中ぎんざ
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FUJIPET35

1957年(昭和32年)に、富士フィルムが自社のフィルムを広めるため、フィルムカメラ初心者向けの作った、ブローニーフィルム(120mmフィルム)使用の簡易フィルムカメラであるFUJIPETの135mmフィルム版として、1959年(昭和34年)に発売されたカメラがFUJIPET 35です。

電池がいらない完全な機械式フルマニュアルカメラです。FUJIPETがシャッタースピードが1/50秒とバルブのみ、絞りが解放がF11、F16、F22だったのに対し、FUJIPET 35はシャッタースピードがバルブ、25、50、100、200となり、絞りも解放がF3.5、最少絞りがF22となりました。レンズもF11の単玉から、3群3枚構成のフジナー45mmF3.5となり、写りが向上しました。そのためFUJIPET 35は、富士フィルムが自社のフィルムを広めるため、フィルムカメラ初心者向けの作ったとは言っても、FUJIPETより、本格的なカメラとなっています。

さてこのFUJIPET 35ですが、使い方にかなり癖があります。その説明を書きます。

フィルムを入れる時は最初にカメラボディの底面にあるフィルム感度インジケーターをまわして「OPEN」に合わせます。

FUJIPET35

フィルム感度インジケーターの横にあるツメを引き、裏ブタを開けます。

FUJIPET35

フィルム巻き戻しノブ(「REWIND」の表示のノブ)を上に引き上げて、フィルム室にパトローネをセット、スプールの切り込みにフィルムの先端を差し込み、ギアのツメにパーフォレーションがしっかりと噛み合っているかを確認して裏ブタを閉めて、数回空撮りして、フィルムカウンターを1にします。

FUJIPET35
FUJIPET35
FUJIPET35
FUJIPET35

レンズ下にあるレバーで絞りを決めます。

FUJIPET35

その後にレンズ先端にあるピント合わせのリング、シャッタースピード合わせのリングを回して適正露出にします。

FUJIPET35

それで撮影が出来るわけですが、シャッターを切る方が癖があります。

最初に右側の右側の三角レバーでシャッターセットします。

FUJIPET35

左側のレバーを下側に押すことでシャッターが切れます。

FUJIPET35

その後、巻き上げ解除ボタンを右方向へ動かし巻き上げ解除にして、右側の巻き上げノブ(「WIND」の表示のノブ)を矢印の方向に回します。

FUJIPET35
FUJIPET35

これを繰り返していきます。この手順をしっかり守ります。このカメラですが多重露光防止機能がないため、それを守らないと多重露光してしまうからです。

撮り終えたら、巻き上げ解除ボタンを右に押したままで、フィルム巻き戻しノブ(「REWIND」の表示のノブ)を矢印の方向に巻きます。

FUJIPET35
FUJIPET35